新高円寺店
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『続』 ・ “ホームカラー”はしちゃダメです!と言いたくなる件
- 2015.03.25
- 過去ブログ
- 岩崎千里
『続』 ・ “ホームカラー”はしちゃダメです!と言いたくなる件
前回の記事に
美容師側の“キモチ”を書かせて頂きました。
今回は
“ホームカラー”を
やり過ぎるとヤバい事になりますよ!
というお話しです。
①カラー剤は強い薬なんです!
カラー剤に含まれている
“アルカリ”なのですが
こいつが髪の事を
非常に痛めつけるんです!
美容室でのカラー後のシャンプーは
この“アルカリ”を除去するように
しっかり、念入りに行い
さらに、弱酸性に戻るように
専用のトリートメントをするのですが
家でシャンプーをすると、どうしても
“アルカリ”が残りやすくなります。
この「残留アルカリ」が
キューティクルを開かせたままにするのです。
②根元と毛先は別物なんです!
美容師がカラーを行う時必ずすることは
根元の新しく生えてきた毛と
毛先のすでにカラーしてある毛の
『塗り分け』をします。
さらに数あるカラー剤の中から
お客様の髪の状態を見極めて
調合を変えていきます。
そして、塗る量や放置する時間なども
こと細かく設定していきます。
これは“ホームカラー”では出来ないことです。
もし、根元と毛先のダメージの差を
考えないでカラーをしたら間違いなく毛先は
「お疲れっした〜。」状態になります。
ダメージ度合を例えるなら
根元はマラソンスタート直前の
バツグンのコンディション。
毛先はマラソンのゴールした直後の
バテバテ状態。
更に“アルカリ”が3日間
髪に残っているとするなはらば
ゴール直後から3日間
ボブサップにパンチし続けられている状態。
例えが雑かもしれませんが
とにかくそのくらいの
負担が髪にはかかるんだと
そして、大事に扱わなければと
お伝えしたいです。
最初にも言いました
ホームカラーを否定はしませんが
使い方を間違えてしまうと
ダメージによりヘアデザインの幅が
格段に少なくなってしまう事を
ご理解して頂ければと思います。
お付き合いありがとうございました。
m( _ _ )m